今年は、庵野秀明監督の『シン・ウルトラマン』が公開されますが、こういったSF実写映画を支えるのがミニチュアセットなどを用いて行う特撮(特殊撮影)です。
『ウルトラマン』の生みの親といえば円谷英二監督ですが、円谷作品のほとんどでミニチュアセットを手掛け、ともに日本での特撮を確立した「井上泰幸」特撮美術監督の回顧展が、東京都現代美術館で開幕しました。
追伸: 6月1日に行きました。
脈々と受け継がれる特撮
本展では、井上監督が残したイメージボードやミニチュア図面や再現した撮影セットなど、約500点の作品が迎えます。
また、『シン・ゴジラ』の樋口真嗣監督、庵野秀明監督が理事長をつとめる「アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)」など、井上監督に得大きな影響を受けたクリエイターの協力が開催を支えています。
見学情報
会場: 東京都現代美術館
会期: 2022年3月19日(土)〜6月19日(日)
公式サイト: https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/yasuyuki-inoue/
(中林寿文 記)