2.目の前にそびえ立つはプロの壁
経験も知識もないような新人に、すべて任せるはずがない。
企画・設定、物語、その始まりも決定権も制作会社にある。
それは当然のことなのだが、「自分の作りたいゲームを作れる」と思っていた私にとっては、衝撃の事実だった。
「そんな当たり前ことも分からないの?」と思う方もいるだろう。
だが、夢と希望を抱いていたのは私だけではない。
生徒達もそうだが、新人ライターの中にも夢と希望に敗れて、辞めていった人たちが大勢いる。
⇒次ページ
夢も個性も失ってまで(?)、ゲームシナリオライターを続ける意味とは?