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「推さ日記」第7回『関係性へのシフト』(AGF 2023感想戦)


毎年恒例? しおにく氏によるアニメイトガールズフェスティバルの取材というか、感想戦とでもいうべき……推さ日記です。昨年にも増して盛況、もはやコロナ禍の影響はまったく感じさせないほど盛り上がった同イベントを通して、氏は、(これまでも薄々気づいていた)「推し」コンテンツの潮流の変化を、ハッキリと認識したようです。

 どうも。前回の記事が書いてる自分でもはっちゃけすぎた感じがあって、推しには黙っていたのですが、先日撮影会に参加したときに推しから「記事見つけちゃった……!」って言われたときは卒倒しそうになりました、しおにくです。今回はライトな感じでいきますね。

大「関係性」時代の到来

 11月3日、4日の二日間、池袋で開催された『アニメイトガールズフェスティバル 2023(通称:AGF)』、今年も行って参りました。

 昨年の記事はこちら。もう一年も経ったんですね……
第4回:『推しキャラはコンテンツかアイドルか?』(AGFの変化から想うキャラ推しの今後)

 昨年は、AGFでも台頭してきたVTuber(ライバー)について、その世界観と「推し事」との関係についてを書き、次のようなポイントに着目しました。

コンテンツは世界設定と物語が今まで以上に重要になっていくということになりますし、VTuberにとってはファンコミュニティを用いて現実世界での関係性をライブ感をもってやっていくということになります。

 ライバーだけでなく、数年前からいわゆる乙女ゲームやテレビドラマやアニメでも話題に上るようになった「関係性」というキーワード。何らかの作品解説を目にするときに、必ずといっていいほど「登場人物たちの関係性にも注目してください」なんてコメントが載っていたりします。

 AGFにおける新作も、もちろん息の長いコンテンツにおいても、明確に意識しているかは別として、ファンも制作側も注目してやまないのは「関係性」であると言っても過言ではないでしょう。世は大「関係性」時代と言っていい。(←過言だよ!)

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